雨が降ると、下ばかり観てしまう。でも、桜のおかげで今日は上が観れた。そういうことがやはり嬉しい。
最近、坂本九さんの「上を向いて歩こう」をよく耳にしますね。
「滲む星」だなんて、とても素敵な表現だと思います。
それだけで、いろんなことが想像させられます。端的に言えば、わかった気になれる。表現そのものがやはりとても感慨深いのですが、その表現を共有する私たちも、既にその表現に含まれていることを決して忘れてはならないと思うのです。担っている。
生きること全てにそれは言えるのかもしれません。
一度その本を読んでしまったら、一度その人に関わってしまったら、一度そのシステムに甘んじてしまったら、胸を張って前に進むべきなのではないでしょうか。過去の発言に囚われて、前に進まないのはやはりもったいない。私たちは少なからず少しずつでも変わってゆきます(それは目に見える激流のような部分ではなく、穏やかな流れの中で培われていくもの)。それこそが、変わらない、自分らしく、ということなのではないでしょうか。
そんなことを最近は思います。自身の生み出すものの真意。その動きの真価。関われていることの奇跡性。そういったものを注意深く、見過ごさないように、おもいっきり丁寧に生きていきます。この仕事に感謝を込めて。
サクラ、サクラ、サクラ。
koko Mänty (kissa) 成重松樹