(CONTAX RTSⅡ)
東京タワー。
かつてボクはそこに登り、無限の可能性を観た。
東京タワー。
かつてボクはそこに登り、自分の些細さを思い知らされた。
今、ボクは見上げる。
今度は含まれずに、そのものを観る。見上げることになる。
これが東京タワーだ。
きっと、何かに囚われていたのでしょう。囚われているとしたら自分自身。東京タワーは私です。私を写し出す鏡みたいなもの。彼は恒に在るだけで、それを“みる”のは私です。
東京タワーは、東京タワー。
ボクは、ボク。
どうやら私はこのように生きてきました。
みつけた!
何を?
koko Mänty (kissa) 成重松樹