そうではないのです、まったく~2013~

新年明けましておめでとうございます。

新しい一年がまた始まりを迎えました。皆様にとって2012年というものはどのようなものになったでしょうか?僕にはどうやら世界が新しい方向に進み始めたように感じられています。家族や仲間、動物とのこと、食べることや政治のことまで、あらゆることで丁寧にモノゴトに触れていくということが、なにかじっくりと“丹田”の所を中心に身体を温め始めているように感じるのです。それはそっと、そしてすーっと心を穏やかにしてくれる。

今、いろいろな世相を読むことができるかもしれません。モノゴトの悲観、楽観は人それぞれであり、その日の体調、天気にすら左右されてしまうこともあるでしょう。共通の“事実”に対しても、それぞれの“真実”が生まれてしまうのです。ごちゃごちゃ言ってしまいましたが、つまり僕が思うのは、世界はやはり自身の内の投影にすぎないかもしれないということです。綺麗事で片付けたくはないのですが僕はその考えがとても気持ちいいのです。家族も、国も、畑も僕らでつくることができる、いつでも、いつまでも。

以前のブログでも書かせていただきましたが、2012年12月8日僕らは大切な家族の一員とのお別れを経験しました。本来であれば2012年はとても哀しく辛い年になったと言ってもいいはずなのに、そうではないのです、まったく。“彼”の死はその哀しみ以上に、とても至福な時間を僕らに残していってくれました。いつものただの9月や10月が、僕らには人生最高の9月や10月になったのです。いつでも朝焼けの黄金の光に包まれた彼を思い出すことができます。僕には人生最高の一年でした。そして、2013年こそが人生最高の年になるのです。

今年もまた  koko Mänty (kissa)を何卒よろしくお願いいたします。“松樹サイズ”、僕のできること、少しずつ大きくなるように励んでいきます。

koko Mänty (kissa)             成重 松樹

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