センチメンタルな旅/12月8日(冬)の旅

その日はとてもよい天気で、とても爽やかな黄金色の朝日を浴びながら三人は泣きながら帰った。なにやら都会の音はなく、ただ太陽の音だけが聴こえているようだった。

一日クラシックばかり聴いた。太陽の音を忘れたくなかったし、今後幾度と無く自然に耳にするであろう、かの名曲たちの中にその記憶を植え付けておきたかったから。

今、僕は“春の旅”に向かっています。とても私文章ですが、このことをきっとここに残しておきたかったのです。

その「ありがとう」にも、その「ごめんね」にも、「おはよう」にも、「またね」にも、すべてに彼が居ます。そう思えるようになってきました。彼が居るから、きっとその「ありがとう」に出合えるんだと思います。彼が居るから、きっとその「ごめんね」が言えるんだと思います。ありがとう。ごめんね。おはよう。またね。

三人で過ごしたそのひとときはとても幸せなもので、それは永遠の“ひととき”となりました。ずっとありがとう。

愛猫に捧ぐ

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