わたしが生きている世界はまるで球体です。2

梅雨なのか、梅雨っぽいのか、わからない日々が続いております。こんにちは。あの五月の旅の第二話になります(といっても、今回はもっと写真になると思います)。

それでは、それなりに冷えたビールとどうぞ。

2014年5月8日、旅、二日目

初日の夜に泊まったフェニックスの安モーテル。周りの部屋は体の大きなトラック野郎ばかり(実際にトラックも日本のそれとは比べ物にならないほど大きい)。今考えればこの旅で一番可愛い部屋だったかもしれない、あるいは。

おおよそこのようなスケール“感”。

ランドリー憩いの場

a.m6:00頃、すでに人でにぎわっていた。この国の朝は早い。アメリカ“らしい”食べ物。

いざ。


旅の寄り道。あまりに目立つカクタス群。ついフリーウェイを降りてみました。ぼこぼこ生えてます。

石コレクターの忘れ物。

とにかく続きます。

トイレ休憩に寄ったところ。インディアンの人のお店。移動中はトイレとガソリンの注意が必要です。


旅の2日目。朝、フェニックスを発ち、車で一気に約320マイル(約512キロ、約6時間ほど)北上し、今はモニュメントバレーというところにいます。只今の時刻は23:27。外は、月に照らされた程度の闇光 に満天の星。鈴虫のような心地よい虫の音。古くからこの地で生活してきたナバホ族の人々は、きっと僕らと同じモンゴロイドとして、同じような“聴こえ方”でこの虫の音を聴いていたのかもしれません。
そういえば今日少しお話をしたナバホのフレッドがこんなことを言っていました。
ナバホの人は目のことを「ハナ」、鼻のことを「ミ」っていうんだ、とその独特の優しい英語で風のように囁いて教えてくれたのです。他にも“あっち・こっち”を「アッチャ」「コッチャ」、“空”を「ソラ」と言っていました(聞き間違いでなければ、、)。なにかそんなところにも世界の秘め事に触れたようで感動してしまいました。
今日はとにかく車での移動中、この星のどこまでも素晴らしい景色に触れ、「これまで」、「今ここ」、そして「これから」、悠久の時間の中にある自身というものを感じずにいられなかったのです。ただただ感動のあまり胸が高まって高まってどうしようもありませんでした。ただただ、ただただ、あてもない「おーい!」という掛け声を、かけたくて、かけたくてしようがなかったのでした。
正直に今日は人生最高の一日。生きていて良かった。
綿々と続く時間、大地、智慧。僕のお尻も少し強くなった気がします。それではまた (5月8日facebookより抜粋)
続く。
koko Mänty (kissa) 〜森へ〜   成重松樹
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