生きている線

今日は線の話を。

今、数多くの方の力を借りて、お店作りに励めています。

本当にいろんな人々が、このお店に愛を注いでくださり、今その呼吸が着々と根付いています。

階段をデザイン、設計してくれたO君。

彼の言葉を人伝いに聞いて大変感動しました。

彼は普段はとてもおちゃらけて、とても気持ち良くムードメーカー。

そんな彼が、モノを作るということとなると眼光鋭く、的確な指示、判断力、とても気持ちのよい仕事をします。

でも彼は、おそらく、ちゃんと恐怖を持っていて、それがより良い仕事を生んでいるんだと感じます。

まさに生きている仕事、生きて行きつづける仕事です。

ボクの文体になってしまいますが、そんな彼がもらしていた言葉の要約です。

「ボクは納得がいってないです。すみませんでした。

設計図の線は、シンプルな線だけど、その全ての線は相当の意味がある。一本、一本命を懸けて引いているんです。悔しいです。」

生きている線。

歴史が詰まっている線。

ボクはこのことを聞いて大変に感動しました。

こんな人と一緒に同じものに関われ、仕事ができて良かった。

本当に良かった。

階段は最高のものです。誰が何を言おうと。koko Mänty (kissa)の一部です。

あとは、ボクがどれだけサロンワークを通して、さらに素晴らしいものに仕上げていくかだと思います。

O君が胸を張って、ボクはkokoを作ったんだよ、と言ってもらえるよう、大切な時間の中で磨いて行きたいです。

こんな人ばかりが集まって作っているお店です。

大切にしたいものができて、幸せです。

施主以上のものは生まれない。

自身を全く磨こう。

みんなさん本当にありがとうございます。今しばらく、そして、末永く、よろしくお願いします。

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