裸でくるまる上質の毛布

こんにちは、いかがお過ごしでしょうか?東京はしとしとと街を灰色に染めるほどの雨が降っています。僕は先日、遠いアラスカの星空に想いを馳せながら、愛する人、人々と純白(生成り)の世界でその景色を共有しました。

自然とは僕には不思議な偶像で、実際に目にして存在のある自然と、まだ観ぬが憧れの地の心に広がる雄大な想像の大自然があるのです。どちらも今まさしくこのパソコンの前では、心の中にあるものでしかなく、言い換えてみれば、そのまだ観ぬ地もまた存在すると言ってもいいのかもしれません。その地はきっと僕の心を豊かに育み、雄大な時の流れを感じさせてくれます。

日々生きていく中で、僕たちはそれぞれの風を感じながら通り過ぎていきます。その風は、かの地から運ばれて来たものであり、かの時代より生きる真の化石なのかもしれません、とっても柔らかい。そういった小さな贈り物を、日常の中で少しでも感じることができれば、今日も良かったなぁ、明日が楽しみだなぁ、なんてなるかもしれませんね。それを共有できる愛する人、人々がいれば、なお素晴らしいではありませんか。

私事ながら報告です。

先日、僕は愛する人と挙式をしました。パートナーと共に歩む人生、いろんなことをより一層感じていくでしょう。一度きりの人生、慎ましく、全力で気持ちよく。裸でくるまる上質の毛布のような心地よさで、妻を愛し、物事を愛しんで生きていきます。

皆様があって、初めて僕はここにいます。本当にありがとうございます。これからも末永くよろしくお願い致します。

koko Mänty (kissa)    成重松樹

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